2016/04/07 Blog 極小カットビーズ・シードビーズ工芸美術品の展示会
シードビーズやカットビーズを用いた世界の工芸品・美術品の展示会が
ヨーロッパのとある国で開催され、
知人から『いい勉強になるから時間があれば見に来て』と言われたものの
日程調整が難しく、いつかまた機会があればぜひと返信をしました。
(とっても行きたかったのですが・・・)
数日後、展示会に展示されるすべての美術品が掲載された本を送ってくれ
シンガポールにいながら世界中のグラスビーズコレクションの鑑賞をすることができました。
極小シードビーズやカットビーズが利用されたパース、
バッグ、服、帽子、靴、絵画、ワインカバー、子供服・・・などなど。
なんでこんなものまでビーズ刺繍に・・というものまで
たくさん掲載されています。
そして、展示物の中にはアンティークのプラナカンビーズシューズも入っており
1900年初頭くらいのシンガポールでもよく見かけるタイプの婚礼用ボートシューズや
プラナカンビーズシューズも掲載されていました。
この本を見ながら、2つのことを考えました。
ひとつは、プラナカンビーズシューズで使われる図案には
ヨーロッパの刺繍文化全般で使われるデザインの影響を強く受けていたということ。
クロスステッチやビーズ編みだけではなく、
ベルギーのウール刺繍に見られるデザインにも、
プラナカンビーズ刺繍に用いられる大変酷似したデザインも見つけました。
そして、世界に流通したヨーロッパ産のシードビーズやカットビーズが
東南アジアだけでなく、諸外国の工芸品へ及ぼした大きな影響についても。
あの小さなグラスビーズから生み出されるさまざまな美術品、工芸品の数々。
何世紀にもおよんで、世界中の人に魅了されてきた理由が、この本に詰まっていました。
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