2017/05/11 Blog 秋田杉白木 曲げわっぱ
曲げわっぱがシンガポールに到着しました。
柴田慶喜先生作「秋田杉白木古寿三段」。という立派なお重箱。
樹齢約200年の秋田杉を使って製作されたということで
年輪が驚くほど繊細で美しいのです。
木樽製作よりもずっと前の約2000年前にさかのぼるほどの歴史を持つ曲げわっぱは
山桜の木の皮細工で施された文様がついているのが特徴。
文様のそれぞれに意味があるようで、先生の作品に使われる「ウロコ型模様」は
厄から守るという意味深いものということでした。
実は、今回の曲げわっぱは、本来の使い方である食物を保管するものとしてでなく
糸通しアンティークビーズを長期保管するという目的で捜していたのですが
柴田先生からは
「日本女性が作る立派な日本料理をこれに入れて、外国人に花見をして振舞ってやって頂戴よ」
と暖かい言葉とプレッシャーをいただきました。
本来の活用をしてこそ、工芸品そのものが生かされると理解しつつ
いつかはこの素晴らしい曲げわっぱに料理をひきつめ
シンガポールのボタニックガーデンでお花見?と思いますが
そんな贅沢な使い方はできそうにないほど、何かを入れるのもはばかれ・・。
当面は杉白木の香りを楽しみながら、一期一会の思い出を偲ぶよすがになりそうです。
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