news

 
 

2016/10/23 Blog 【週末の教室】10月23日

本日は週末の教室@シンガポールでした。

 

ご参加頂きました皆様、お越し頂きまして誠にありがとうございました。

 

プラナカンビーズシューズ

とっても小さなプラナカンビーズシューズ

プラナカンビーズ刺繍額装

プラナカンビーズ刺繍キーチェーン

 

など幅広くご製作頂きました。

 

何回も受講を頂いている生徒様の素敵な完成写真を拝見させていただいたり

製作途中のプラナカンビーズ刺繍を皆様で見ることができたりと

 

今回の教室では、

さまざまなプラナカンビーズ刺繍を見せていただく機会となりました。

 

和気あいあいとしたムードを作ってくださる生徒の皆様

心より感謝申し上げます。

 

教室の進め方、説明の仕方など、教室のあとはいつも反省ばかりが残るのですが、

ひとつひとつ改善を重ねていきたいと思っています。

忌憚なきご意見をお聞かせ頂きたいと思います。

 

それでは、また皆様の刺繍経過、完成された刺繍を拝見できますのを

楽しみにしています。

 

■写真は現在私が製作中の「再生産ビーズで作るプラナカンビーズシューズ」です。

 

たくさんの方に製作いただいており、本日もシンガポール人でプラナカンの生徒様が

次回の作品にと決めてくださいました。

 

こちらのビーズを使った別のデザインで進めていただいている生徒様にも

大変綺麗に刺繍をして頂いており、皆様の刺繍経過を拝見するたびに

数年前に再生産を決意し、交渉し続けてきてよかった・・・としみじみ感じています。

 

世界最小でワンカットのヨーロッパグラスビーズの技術が失われる前にと

数年前に再生産交渉を真剣に考えはじめました。

同時に、さまざまなガラスビーズの特性を知るために、

プラナカンビーズ刺繍には実際合わないであろうビーズも収集しサンプリングをすることから始めました。

 

現地で買い付けたり、オークションで競り落としたり

コレクターや専門家の方に譲っていただくなどして手元に集まってきたビーズは

すでに数百キロにも及ぶ量になっています。

 

その中には、

プラナカンの方に譲って頂いたイタリア産、チェコ産のビーズや

大学の研究機関が分けてくださった18世紀のムラーノ産のもの

秘境地の民族が保管し、慶事用だけに使用していたビーズなど

ひとつひとつのビーズにストーリーがありまして

整理整頓をしはじめても、なかなか前に進まない・・という具合になっています。

 

その中で、世界最小サイズと言われる18世紀製造のイタリア産の極小ビーズコンテリエ。

1mmの間に3つのビーズが並ぶほどの薄平たいビーズがあります。

 

アメリカの大学付属の博物館から分けて頂いた、非常に希少なピンクのコンテリエで

珍しくプラナカンビーズ刺繍針に通るビーズでしたので

特別なプラナカンビーズ刺繍の中で使いたいな・・と思い保管していました。

 

そのピンクのコンテリエは

現在のシンガポール教室、今年の9月(および次年度4月)の東京教室でも

再生産ビーズを使用したデザインで製作頂いている生徒様にご提供しております。

 

コンテリエは若干扱いが難しく、少し力をいれると

パリンと割れてしまいそうな薄さを感じるガラスビーズです。

 

200年前以上の希少なビーズであるということ、

そして現在では出せない色合いを持つビーズということを楽しみにながら

絵画のようなバラの一部にご利用いただきたいと思います。

 

※ピンクのコンテリエは次年度上半期くらいまでご提供させていただく予定ですが

在庫がなくなり次第は別のビーズへ変更となります。

 

2016年に数十年ぶりに再生産した世界最小のヨーロッパグラスビーズと

18世紀に作られた当時世界最小のイタリア産のコンテリエ。

 

新しいビーズと旧ビーズが出会うプラナカンビーズ刺繍。

11月末までには仕上げたい・・と進めています。

一覧へ戻る

category
All
Topics
Blog
Arcaive

2025年(2)

2024年(4)

2023年(1)

2022年(5)

2021年(10)

2020年(13)

2019年(10)

2018年(10)

2017年(99)

2016年(101)

2015年(5)