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2016/05/24 Blog 【生徒様のオリジナル作品】とっても小さなプラナカンビーズシューズ

『とっても小さなプラナカンビーズシューズ』

多くの生徒様に製作いただけるアイテムになりました。

 

見た目以上に刺繍ボリュームが多いですが

お靴に仕立てると刺繍面はかなりこじんまりします。

 

そのため、この小さな数センチの世界の中でどう絵を表現するかが重要なポイント。

それこれがプラナカンビーズシューズの醍醐味じゃないかと思います。

 

こちらの写真の素晴らしいシューズは、大変ご熱心な生徒様の作品です。

 

青いバラはPBSのデザインで、

そして赤いバラは生徒様が立ち上げられたデザインです。

 

立体感を十分に表現できるよう細部に及ぶまでデザインをお考えになり、

そのデザインが最大限に引き立つようにビーズの配色を選ばれました。

ビーズをお選びいただくお姿は毎回真剣そのものでした。

 

そして、PBS ATELIERの教室ではお二人目の

”全面カット上向き”の刺繍。

 

昔のニョニャ(プラナカンの女性)はカット面を意識され

全面カット上向きのシューズをよく作られてきました。

 

その頃のビーズは1世紀前に生産されたイタリア産の角ばったビーズ。

現代のものより上向きにしやすいという特性がありました。

 

現代のヨーロッパ産のカットビーズはラウンド型。

強い意志がありませんと、ビーズが転がってしまって

一つ一つのビーズを上向きにすることは容易なことではありません。

 

私の写真技量では伝わらないのが申し訳ないのですが

180度どこから見てもキラキラときらめくシューズの存在感はまるで宝石のようです。

 

刺繍が完成された時は、カット面が動かないように

化粧箱に入れてお渡し下さる徹底ぶりでした。

 

そのような生徒様のご姿勢からは、

プラナカンビーズ刺繍に対する熱意とともに、

イメージされたデザインを忠実にビーズで再現するという強い思いが伝わりました。

 

私も初心に戻るような思いがしました。

 

また生徒様の独創的なオリジナル作品を拝見できますことを

とても楽しみにしております。

 

■掲載許可を頂いた生徒様の作品をご案内しております。

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